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松岡農水相自殺でどう変わる「政治とカネ」と「年金問題」

2007年5月29日

5月28日、松岡利勝農林水産大臣が縊死を図り、病院に搬送される途中で亡くなった。現職閣僚の自殺は初めてのことであり、大変な事件である。

松岡農水相といえば、事務所経費問題で以前から世間の非難の声が上がっていたが、「法にのっとり使っていた」と発言するだけで、一切説明責任を果たしてこなかった。

電気代も水道代もかからない議員会館を事務所としているにもかかわらず、政治資金収支報告書には05年までの5年間に光熱水費が計約2880万円かかったと計上していたが、これに対して松岡農水相は国会で「ナントカ還元水とかいうものを付けている」と答弁していた。一体なんなんだという状態だった。

とにかく、国民は、「政治とカネ」を巡る問題で松岡農水相に不信感を抱き、また、松岡農水相を任命し、彼を守る安倍首相にも不信感を募らせていた。

安倍内閣の支持率下落を招いた「政治とカネ」

そして松岡農水相の縊死が報じられた日の日経新聞や毎日新聞朝刊で内閣支持率の急落が伝えられた。

日経新聞の世論調査(5月25日から27日に調査実施)では、支持率が41パーセントに急落した。前回調査から12パーセントも下がるという大変な落ち込みようである。せっかく前回の調査で支持率が不支持率を上回ったのだが、また今回は不支持率が44パーセントで支持率と再逆転してしまった。毎日新聞の世論調査(5月26日から27日に調査実施)では前回調査から11パーセント下がり、昨年9月に安倍内閣発足以来、最低の32%と落ち込んだ。

前回4月末の世論調査では、各紙の世論調査では、支持率低下に歯止めがかかったと言われたが、それが再び激しい下落に転じた。

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