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最大の不確定要素は小泉氏の言動

ところで、22日の投開票日まで最大の不確定要素は、小泉純一郎氏の言動であろう。既に小泉氏は、小池氏支持を公言し、激励会にも顔を出すほど旗色を鮮明にしてきている。

これに対して他陣営は今のところ困惑している段階だが、やがて公然と小泉氏の行動を批判せざるを得なくなる。だが、小泉氏は批判されればされるほど、小池氏支持の言動を強めていくだろう。もしも連日、小池氏支援のために街頭に立つことになれば、小池陣営が勢いづくことは間違いない。

麻生氏が当選したにせよ、差を詰められての当選ならば、その後の政権運営や選挙活動を勢いの衰える中で迎えることになる。一方、改革続行派は勢いが加速する中で選挙戦に突入することができるかもしれない。そうなれば総選挙後の党内の力関係は、大方の見通しとかなり変わったものになるだろう。

注視すべきは、報道機関の世論調査である。麻生氏が支持率を下げて小池氏が上げるような傾向が示されれば、それだけでも流れを変える可能性がある。はっきり言えることは、現状のまま総裁選の投票日まで推移することはまずあり得ないということだ。

田中 秀征(たなか・しゅうせい)

1940年長野県生まれ。東京大学文学部西洋史学科、北海道大学法学部政治学科を卒業。83年衆議院議員に初当選。93年6月に自民党を離党して新党さきがけを結成、代表代行。自民党時代は宏池会(宮沢派)に所属。細川政権の発足に伴い首相特別補佐。第1次橋本内閣で経済企画庁長官。現在、福山大学教授。「民権塾」主宰。

最近刊の「判断力と決断力」(ダイヤモンド社)をはじめ、「日本リベラルと石橋湛山」(講談社)、「梅の花咲く 決断の人 高杉晋作」(講談社)、「舵を切れ 質実国家への展望」(朝日新聞社)などの著書がある。

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