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政治は「大政局」へ、第三の新しい流れの可能性も

2008年9月11日

(田中 秀征=福山大学教授)

9月1日、福田康夫首相は、突然辞任を表明した。

いつもなら私の論評はこれに間に合ったはずだが、今回限りは都合で辞任表明前に提出して地団駄を踏んだ。

福田首相は綱引きに負けそうになって手を離した

だが、前回の「福田首相と公明党の綱引き」についての論評はあらためて読み返してみても訂正する必要を感じない。

結局、福田首相はこの綱引きに負けそうになって手を離してしまったのだ。降ろされる前に降りてしまった。首相は短気になって最悪の選択をしたと思わざるを得ない。本人にとっても自民党にとっても大きなマイナスだ。

福田首相にはいくつかの大きな誤算があった。

まず、小選挙区の自民党議員に対する公明党の影響力を過小評価していたこと。

小泉首相時代のように自民党総裁に人気がある時は別だが、不人気な総裁であればあるほど自民党議員は、集票力のある公明党に依存する。前回も触れたように推定100人近くは公明党の支援(それも全力を挙げての支援)がなければ落選する可能性がある。今ではもっと多いかも知れない。

だから、自民党議員は、公明党の主張に全面的に同調しない人でも、少なくとも逆らうことは難しい。

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