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特定財源問題〜福田首相の「再議決はしない」の一言を待つ

2008年4月3日

(田中 秀征=福山大学教授)

テレビは連日、値下がりしたガソリンを求める、スタンドの車列を映し出している。

しかし、福田康夫首相は、3月末に珍しく何度も会見やインタビューに登場。混乱について語るとともに、「今の税率を維持しなければならない」と強調した。4月末の衆議院での再議決による暫定税率の復活に意欲を示した。

はたして、それができるだろうか。私は次のような理由で否定的である。

再議決は難しい

1)世論は、暫定税率の復活に猛反発する。

一度値下げしたガソリンを短期間にまた値上げすることは至難。もし強行すれば福田政権は崩壊の危機に立つだろう。

原油、穀物価格の上昇により、豆腐から牛乳に至るまで値上げラッシュが続いている。“悪い物価上昇”を招いている。そんな経済状況で、ガソリンの再値上げができるはずがない。

また、道路特定財源について、驚くべき無駄遣いが次々と明るみに出た。納税者から見れば、無駄遣いをなくす行政改革が政権の当面の仕事のはずである。本末転倒の主張では納得は得られない。

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