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洞爺湖サミットにおける日本の責任は重大

議長総括によれば、具体的なアクションプログラムはホップ(今年末のインドネシアでの国連気候変動会議)、ステップ(2008年の日本サミット)、ジャンプ(2009年イタリアサミット)の過程で形成していく。

そうだとすれば、来年の洞爺湖サミットで議長を務める日本の責任は重大である。

少なくとも来年は、「真剣に検討する」という文字を消さなければならないし、基準年を明確にする必要がある。加えて、米国はもちろん、中国やインドも足並みをそろえることができれば申し分ない成果となろう。

今回、サミットに初参加した安倍首相に対して海外が持った印象は「環境の安倍」ではないだろうか。それは首相にとってはもちろんだが、日本にとっても実に好ましいことだ。

首相はこの際、地球温暖化問題に政治生命を賭けたらどうか。「集団的自衛権の行使」に夢中になるよりはるかに政治的貢献ができよう。

田中 秀征(たなか・しゅうせい)

1940年長野県生まれ。東京大学文学部西洋史学科、北海道大学法学部政治学科を卒業。83年衆議院議員に初当選。93年6月に自民党を離党して新党さきがけを結成、代表代行。自民党時代は宏池会(宮沢派)に所属。細川政権の発足に伴い首相特別補佐。第1次橋本内閣で経済企画庁長官。現在、福山大学教授。「民権塾」主宰。

最近刊の「判断力と決断力」(ダイヤモンド社)をはじめ、「日本リベラルと石橋湛山」(講談社)、「梅の花咲く 決断の人 高杉晋作」(講談社)、「舵を切れ 質実国家への展望」(朝日新聞社)などの著書がある。

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