小泉改革を“継承”することが、小泉支持者の信につながる
ところで、小沢さんは今まで小泉改革を徹底して厳しく批判してきた。「インチキ改革」と決めつけたこともある。ならば、自民党を離れた小泉ファンが民主党を支持するのは難しい。小泉さんがインチキなら、それを支えた自分たちもインチキということになるからだ。
「小泉改革」には欠陥もあるし、いまだ中途半端な段階。しかし、その突破口を開き、一定の成果を上げたことには敬意を表する。改革は続行しなければならないが、自民党を見渡したところ、今の自民党には小泉改革を続行することはできない。改革を指導できる強力な指導者もいない。 だから、「小泉改革は、私と民主党が引き継ぎ、欠陥を直し、さらに本格的な展開をしていく」。小沢さんはこう言ったらどうだろう。そうすれば、外を徘徊する人たちは、立ち止まって民主党に目を向け、耳を傾ける。
小泉さんと小沢さんは同じ年(1942年)に生まれ、同じ大学(慶応義塾大学)を出ている。当選回数は小沢さんが1期先輩で、自民党内でも小泉さんとは比べものにならない速さで出世街道を進んだ。小沢さんのどこかに「小泉なんか」と思うところがあってもふしぎではない。ほめることは死ぬより難しいかもしれない。だが、参院選が小沢さんにとって最後の勝負であるなら、それを乗り越えて進んでほしい。それに小沢さんの心のどこかには、きっと小泉さんに対する敬意もひそんでいるはずだから。
改めて「改革の小沢」の旗を立てよ
さてその次の段階は、民主党という家の周りに寄ってきた人たちに、小泉改革を上回る改革案を示すこと。そして、それを実現する不退転の決意を示すこと。そうすれば、自民党を離れた多くの人たちが、民主党という家に必ず入ってくる。
かつて小沢さんは改革の旗頭であった。根強い小沢ファンは、「改革の小沢」を支持してきたのに違いない。ここで本来の小沢さんに戻れば民主党は一気によみがえるはずだ。
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