中国ショッピングサイトvs.トイザらス 300億元玩具市場で激突
世界最大の玩具小売チェーンであるトイザらスは、中国での事業を一気に加速させつつある。8月29日、上海中山公園龍之夢広場に1000平方メートル近くあるトイザらス新店舗が誕生。その2日後には、深センの旗艦店もオープンした。これで8月末までにトイザらスは中国で6店舗を展開したことになる。しかし、それまでの、2006年11月に上海正大広場で中国1号店をオープンした後、2007年12月にようやく南京で2号店を展開するにとどまっていた。
「世界の玩具の95%以上が中国製だ。これまで中国製玩具のほとんどが輸出されていたが、人民元高、原材料や人件費のコスト上昇、米国経済の後退などの要因に、直撃された」。9月初め、トイザらス中国の董事兼総経理である翁以登氏は、中国国内の玩具小売市場は今まさに発展の転機を迎えているかもしれないと記者に語った。
翁以登氏は「多くの玩具企業はこれまで輸出を伸ばすことに注力し、国内の大市場をないがしろにしてきた。現在、玩具メーカーは、国内販売に目を向け始め、当社も、以前より加工工場を探すのが楽になった」とし、「トイザらスは下半期に、長江デルタ、珠江デルタ、東南沿海地区や中西部地区でさらに勢力を拡大し、年内に計15店舗まで増やすつもりだ」と語った。
ショッピングサイトが攻勢
中国玩具の輸出が困難に遭遇し、コストが大幅に上昇する中、トイザらスは中国市場の制覇を狙っている。玩具ショッピングサイトとの戦いが静かに幕を開けた。
2007年の中国玩具市場調査報告書によると、中国では14歳以下の児童は4億人で、全人口の約20%を占める。現在、児童の消費額は、家庭の総支出額の約30%を占めており、中国の玩具消費がアジアの児童1人当たりの年平均玩具消費額である13米ドルに達すれば、その市場規模は300億元を突破する。
トイザらスは中国で拡大の勢いを増しているが、注目すべきは2006年以降、同社は米国で展開していた75の小売店を次々に閉鎖し、さらに別の12店舗を傘下のベビー用品専門のベビーザらスに改装したことだ。トイザらスがここまで追い込まれた背景には、アマゾンを代表とするインターネット小売業者の急速な発展がある。
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