エアコンの省エネ新基準確定、在庫1500万台に中国メーカー困惑
エアコンのエネルギー効率基準をめぐる争いに結論が出た。今回の結論は、エアコン業界とエアコンのリーディングカンパニーに「起死回生」か「再起不能」を迫るものだ。
記者は8月22日、中国家電協会から次のような内容を聞いた。国家標準化管理委員会と中国標準化研究院が中心となって改訂した「ルームエアコンのエネルギー効率基準値とエネルギー効率等級」に対する意見聴取稿が、今年6月、正式に協会と関係企業に配布された。その後、エアコンのエネルギー効率基準の最低ラインを従来の5級(エネルギー効率比2.6)から一気に2級(同3.2)へ引き上げる案が、企業のフィードバックを経て確定した。この基準は2009年3月ごろに正式に実施される予定だ。
これに先立ち、格力、美的、志高などの主要メーカーや中国家電協会は「まず3級(エネルギー効率比3.0)へ引き上げる」という案を提起したが採用されず、格力や美的などの主要メーカーは後手に回るかっこうとなった。
現在、国産エアコンでエネルギー効率比3.2に達するものは10%に満たず、しかも通常のエアコンの2倍近い価格だ。今年8月時点で、国内エアコンメーカーには1500万台の在庫があるため、今後半年間で90%の低効率エアコンを安値で一掃しなければならない。
こうした影響の大きさを考慮して、企業の在庫整理のために半年間の移行期間が設けられた。また、国家発展改革委員会も高効率エアコン1台あたり300元から1000元の補助金を支給することを検討している。「具体的には農村部への家電購入支援策と同様、都市部で高効率エアコンを購入する消費者を優遇するために、メーカーへ補助金を出すことになるだろう」と中国家電協会の関係者は話す。
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