現在、新科電子やTCLなどのメーカーは、CBHDの第2世代プレーヤーのサンプル機を開発して、産業化の前準備を進めている。CBHD初のマスターディスク生産ラインの稼動を前に、プレーヤーの重要部品である光学ヘッドやシステムチップの生産、またコンテンツの編集制作システムなどの準備も整った。
CBHDの技術規格は、中国の次世代光ディスク産業を見すえて自主制定したもので、中核技術の多くに特許を保有している。例えば、物理層の変調方式「FSM」(four to six modulation)、ナビゲーションシステム「CETC」、音声と映像の符号化・復号化規格「AVS」、デジタル著作権管理システム「C‐DRM」などが採用されている。潘龍法主任は「中国の光ディスクプレーヤーメーカーが今後支払う特許使用料は、DVD時代を大きく下回り、光ディスク産業の発展に大いに寄与するだろう」と述べている。
清華大学国家光ディスクセンターの陸達副主任によると、CBHDはBDとまったく同じ高精細度だという。その上、CBHDはDVD時代に蓄積された強大な産業基盤をそのまま利用でき、重複投資が避けられる。陸副主任は「CBHDディスクの容量は、フルハイビジョン映画1本を十分録画できる」と言う。「CBHDとDVDは同様の構造と互換性のきく物理層を持っており、製造工程の兼用も可能」「既存のDVD生産設備を若干改造することで、小額の投資でCBHDの産業基盤を形成できる」と指摘した。
資料によると、中国には現在、DVD生産ラインが約400本ある。1本当たりの改造費用は80万米ドルで済むが、新たにBD生産ラインを建造すれば300万米ドル必要だ。関係者によると、現時点でもCBHDプレーヤーの価格はBDより200米ドル以上も安く、生産規模が拡大すればさらに大幅な値下がりがあるだろうという。
「CBHD生産ラインはDVDと兼用できるため、生産コストは他の光ディスクよりかなり低くなるだろう」と上海聨合光盤の大野英樹総経理は言う。「CBHDディスクが大量生産できるようになれば、価格はDVDとほぼ同程度になり、コンテンツ制作会社にとっても大きなビジネスチャンスだ」
(楊瑞法=21世紀経済報道、上海発)
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