グーグルの中国サバイバル計画
「すべての開発者に対するAPIの公開。これはインターネットアプリケーションの開発過程における『Wiki』の原理の体現だ」。グーグルの副総裁で大中華区総裁である李開復氏は6月6日、記者にこう語った。
6月12日、グーグルの開発者向けイベント「Google Developer Day 2008」が北京で開催された。このイベントでグーグルは個人を含むすべての開発者にAPI(Application Program Interface)を公開したが、その中にはクラウドコンピューティングによる地理情報サービスのプラットフォーム(Google Mapsなど)、OpenSocial(複数のソーシャルネットワークにアクセスできるオープンプラットフォーム)、グーグルAjax(Webツールキット)などが含まれるという。
「これもWeb3.0時代の特徴だ」。李開復氏によると、Web1.0はコンテンツ配信事業者がコンテンツを配信して多くの人に閲覧してもらうサービスで、代表的なのがポータルサイトだ。Web2.0では、配信する権利が一般ユーザーに開放される。代表的なものにコミュニティサイトがある。そしてWeb3.0では、個人が必要とする情報をいつでもインターネット上で得ることが可能で、代表的なのが「OpenSocial」だ。これはインターフェースの共通規格で、これによってコミュニティアプリケーションが、どのコミュニティサイトでも直接運用できるようになる。現在、Yahoo、MySpace、天涯社区、天際網、Salesforce、Friendster、hi5、LinkedIn、Oracle、orkutなどを含むコミュニティサイトがOpenSocialへの支持を表明している。
APIの公開は、グーグル中国が次の段階に進んだしるしでもある。李開復氏は次のように言う。グーグル中国の第一段階は、人材を募集し、開発能力を打ち立てること。第二段階は、中国のアプリケーションを見出し、検索エンジンという基本アプリケーションを作り上げること。第三段階は、グーグルAPIプラットフォームを公開し、ネットユーザーの知恵を集め、さらに多くのインターネット付加価値アプリケーションを提供することだ。
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