忍耐強いられるTD-SCDMA、本格的なインフラ整備は五輪後か?
中国移動(チャイナモバイル)が沈黙する中、TD-SCDMA業界は相変わらずかまびすしい。
大唐電信(ダタンテレコム)の元チーフサイエンティスト李世鶴氏が、TD-SCDMAの“安楽死”に対する憂慮を表明。TD-SCDMAのICチップメーカー凱明(COMMIT)も破産の瀬戸際でもがいている。TD-SCDMAの進展が遅いという非難がまき起っている。
「誰もが自分の立場だけで問題を見て、自分の利益に都合のよい意見を述べているだけだ」。各方面のTD-SCDMAに対する論議や、中国移動がTD-SCDMAに関して「やるべきことをやっていない」といった厳しい非難に対し、TD-SCDMAの中核設備を取り扱うある会社の人物がこう評している。
この人物によると、TD-SCDMAネットワークの拡張や、業界関係者が期待する携帯電話番号の繰り上げ発行は、短期間では難しいという。「国家発展改革委員会がTD-SCDMA商用テストの審議を行っている。1期建設に対する検証を国がまとめる前に、中国移動がネットワーク拡張や番号発行を先行することは不可能だ」。また、「TD-SCDMAは、オリンピックが開催される10都市で基地局の増設が続いている」。中国移動も“TD-SCDMAネットワークのカバー率を現有のGSMネットワークのカバー率の95%にまで引き上げる”というコミットを放棄したわけではなく、「中国移動の不作為」という非難は妥当性を欠いている、とこの人物は指摘する。
「中国移動は、TD-SCDMAの本格的な番号発行を、北京オリンピックの後にした方が無難だと判断しているのだ」。「TD-SCDMA商用テストに対する国の検査報告がまとまるには、もう少し時間が必要で、中国移動が最終的にTD-SCDMAに対し行動を起こさないはずはなく、ただそのスピードが業界の期待ほど速くないだけだ」と加えた。
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