中国初の正規版音楽配信サイト 高品質のサービスで海賊版に対抗
「現在、毎月約100万元の売り上げがあるので、6カ月以内に収支均衡が達成できそうだ」。3月12日、九天音楽網の曹茗CEOは取材に応じ、将来への強い自信をのぞかせた。
九天音楽網は中国で最初に正規版音楽データを採用した音楽配信サイトだ。1999年の創設以来、ユーザーの大量流失や、掌上霊通との提携及びその解消などを経験。その道のりは決して平たんではなかった。
曹CEOは「九天音楽網は、『無料+有料』のビジネスモデルを確立した」と語る。法的手段だけでは根本解決が難しいネット配信の海賊版問題について、海賊版にはない高品質のサービスをより多く提供し、ユーザーの高いニーズを満たすことで解決しようと考えている。
取材中、曹CEOは「正規版と海賊版の違いを、単に配信権の有無だけで終わらせてはいけない」と何度も繰り返した。
聴くだけなら無料、ダウンロードは有料
九天音楽網では、登録しないユーザーでも、同サイト内の全曲を無料で聴くことができる。ただし、ダウンロードはできない。曹CEOによると、同サイトは3000万人の非登録ユーザーを抱えている。「無料ユーザーは、サイトのアクセス数アップと広告収入をもたらしてくれればそれでよい」と曹氏は言う。
九天音楽網にとって、より現実的な意味を持つのは600万人の登録ユーザーだ。登録ユーザーは、サイト内にお気に入りの曲を保存するマイリスト機能や、ユーザーの好みに合わせた楽曲のリコメンド機能などオンラインサービスの一部を利用できる。登録ユーザーはのうち約30万人が有料ユーザーである。有料ユーザーは月額15元ほどで、楽曲のダウンロードを含む同サイトの全サービスを利用できる。
ユーザーが九天音楽網からダウンロードする主な理由は、楽曲の質の高さだ。「要求の厳しい熱心な音楽ファンは、音質を重視する」と曹CEOは言う。検索エンジンの「百度」を利用して音楽コンテンツを検索した場合、オリジナル曲かどうか、あるいは音質の良し悪しなどを判別するのに、多くの時間と労力を割かねばならない。しかし、九天の音楽サイトであれば、有料ユーザーは高品質の楽曲をすばやく探し当てることができるという。
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