「ロック解除のプロ集団が国内にも国外にもいる」。ある密輸携帯電話の取次販売業者は記者に対し、「プロ集団の仕事は、顧客の要求に応じて、各種機種の携帯電話のアンロックソフトを開発することだ」と言った。これらのロック解除のプロ集団には通常、決まった得意先があり、一般人が接触するのは難しいという。その得意先というのが大手密輸業者だ。
「プロ集団は厳密に分業化されており、ソフトウエアのテストを担当するものもいれば、プログラミングを担当するものもいる。ロック解除のプロセスは長短まちまちだ」とその取次販売業者は言った。
「アンロックソフトの開発費用は、通常、数万元から十数万元の間だ」。張強氏は、すべての密輸携帯電話にロック解除が必要なわけではないと言う。「言ってみれば、これは密輸品ビジネスの一作業にすぎず、売れ筋の携帯電話だけに専用のアンロックソフトがつく。当然iPhoneはその中の一つだ」
中国著作権保護センターの法務部門の職員は記者に対し、ロック解除の行為はアップルの権益を侵害しているため、権利侵害の民事責任を負うべきであり、アップルもロック解除者に対し法的責任を追及できる、と電話で答えた。先ごろ、アップルはアンロック版iPhoneを販売したシンガポールの販売業者を提訴することを明らかにした。
「実際、密輸iPhoneもその他の密輸品と、なんら変わったところはない。われわれはどのブランドの商品であれ、このように商ってきた」。華強北・遠望デジタルタウンのある販売業者は、「唯一の違いといえば、この携帯電話の商標がiPhoneであることぐらいだ」と記者に“平然”と告げた。
(記者:程久龍=21世紀経済報道、深セン発)
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