中国の半導体ブーム再来か 総額75億米ドルで3都市に生産ライン
12インチ半導体生産ラインのプロジェクトが、深セン・重慶・蘇州の3都市で投資の焦点となっている。
関係筋によると、近く蘇州和艦科技有限公司が、中国初となる12インチの半導体生産ラインを投入する予定という。「専門家グループが2月25日にプロジェクトの評価を行う予定」で、総投資額は約15億米ドルの見込み。世界第2位の半導体メーカーUMCが出資する蘇州和艦は、現在所有する8インチの生産ライン1本で、フル稼動を続けてきたが、これだけで需要を満たすのは困難な状態だ。
中国最大の半導体メーカーである中芯国際は、深センにIC技術研究開発センターと、8インチ、12インチの生産ライン各1本を段階的に建設することで、深セン市と今年1月末合意した。総投資額は15億8000万米ドルにのぼる。
一方、重慶でも、台湾系企業の茂徳科技による12インチプロジェクトが今年実質的にスタートする見込みだ。同社は8インチ生産ラインに9億6000万米ドルを投資した後、時間をかけて準備してきた。重慶からの最新情報によると、同市は総額4000億元にのぼる企業誘致計画を積極的に展開中である。導入総額が203億米ドルに達する外資の重要投資プロジェクトが12件あり、その中心となるのが半導体の製造で、12インチの生産ラインを3本建設する計画だ。1本は茂徳科技が主導して投資を行い、他の2本の投資企業はまだ確定していない。マレーシアのSilterraと日本のエルピーダになるとみられている。
再び投資ブームを迎える可能性
中国では2年間にわたる半導体投資ラッシュを経た後、2007年、投資が冷え込み、インテルの大連プロジェクトと中芯国際の武漢プロジェクト以外、見るべき投資案件はなかった。
しかし、中国の半導体産業は今後2年間、再び投資ブームを迎える可能性が出てきた。新しい投資ブームに携わる各当事者は前回よりも慎重かつ理性的で、半導体投資熱は徐々に理性的なものに戻ってゆく、と業界関係者はみている。
12インチの生産ライン1本の投資額が15億米ドルとして概算すると、今後2年間の深センと蘇州の両地域の半導体製造投資額は30億米ドルに達する。もし重慶の3本の生産ラインの導入計画がスムーズに進めば、全体の総投資額は75億米ドルに達する。中国の半導体産業が、新しい投資ブームを迎えることになる。
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