いまだ続く中国食品輸出の危機
中国の食品輸出は2007年8月から9月にかけて、2カ月連続で減少した。輸出の不振は中国の農業に直接的なダメージを与えており、国務院の呉儀副総理は「中国政府は食の安全について、事実を顧みず、一部分だけを取り上げてそれがすべてであるかのように吹聴して非難するやり方には賛成できない」と述べた。
11月26日、北京で「国際食品安全ハイレベルフォーラム」が開催された。このなかで、欧州委員会(EC)のピーター・マンデルソン通商担当委員は、中国食品の安全性の問題が、政治的に利用され、保護貿易主義の道具にされているとの意見に対し、否定的な見解を示した。
また、「今年は中国製品の安全性に関する事件が連続して起こったが、中国政府はこの問題をもっと真正面から受け止めなければならない」と意見を述べた。
この訪中は、マンデルソン委員にとって今年初めてのもので、5日間の滞在期間中に中国製品の問題について公の場で言及したのはこの時だけだった。しかし、中国製品についての欧州連合(EU)の執行機関の発言としては、これまでで最も厳しい態度を示したものだ。
中国政府はこれまで、食の安全に関する一連の法規を公布し、国際的な協力を推進してきた。また、4カ月間に及ぶ全国規模の品質および食品安全の取り締まり運動も間もなく終わろうとしている。しかし、こうした努力も中国食品に対する外国の偏見を取り除くことはできなかった。マンデルソン委員は「中国政府が対策の“第一ステップ”を踏み出したことは知っている。しかし、食の安全への道のりは長く厳しい」と述べた。
商務部の統計によると、中国の食品輸出は今年8月と9月、2カ月連続で減少した。中国食品土畜輸出入商会の霍建国会長は、「国際的な圧力によって、今年だけでなく来年も中国の食品輸出は楽観できない状況だ」と認めている。
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