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中国高級車市場を囲い込む日系メーカー〜米国での経験生かしベンツ・BMWに対抗

2006年11月30日

わずか20年余りの歴史しか持たない日本の高級車ブランドが、100年の歴史を持つベンツ、BMW、アウディの主要市場に食い込もうとしている。これは、はたから見ればいささか冒険的にも見える行為だ。

2006年11月3日、日産(中国)投資有限公司は、高級車ブランド「インフィニティ」を中国へ投入すると発表した。これについて同社は、「インフィニティブランドの中国市場進出は中期経営計画『日産バリューアップ』の一環であり、これに先立ちすでに米国、カナダ、中東、韓国、ロシアなどでも発売した」としている。

同じく日本を代表する大手メーカーのトヨタ、ホンダは、インフィニティに一歩先んじて中国の高級車市場に乗り込んだ。9月28日、トヨタは「レクサス」のフラッグシップ・プレミアム・セダン「LS460L」ロングホイールベースモデルを中国に投入、これによってレクサスブランドの中国における商品ラインアップは大きく広がった。また、ホンダは9月27日に「アキュラ」を中国で発売した。アキュラブランドが北米以外の市場に進出するのは、生産開始から20年間で初めてだ。

レクサス、アキュラ、インフィニティの中国市場投入とともに、3社は2007年の各ブランドの販売計画も明らかにした。しかし、わずか20年余りの歴史しか持たない日本の高級車ブランドが、100年の歴史を持つベンツ、BMW、アウディの主要市場に食い込もうとするのは、はたから見ればいささか冒険的にも見える。

持久戦の準備完了

取材に応じた日産(中国)の萱島幸久総経理は「2007年にインフィニティブランドから乗用車とSUVをそれぞれ1車種発売する」と話し、「乗用車はGシリーズ、SUVはFXシリーズを投入する可能性が高い」と明かした。

同社は2008年末をめどにインフィニティのラインアップを5シリーズに拡大する計画で、今年10月には、上海で同ブランド初の販売店の建設に着手した。2007年には10店舗を開設する予定だ。

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