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美容ビジネスの秘密(後編)

2006年10月17日

(前編はこちら

何千何万という化粧品原料から、さまざまな配合・組み合せを経て、さまざまな価格の製品が最終的にできあがる。化粧品価格はブランドにより千差万別だが、原材料コストはほとんど変わらない。

欧陽生氏は多くの国内外の化粧品メーカーに原料を提供している。油脂、乳化剤、防腐剤のような必須の基本原料は「国際購入価格が透明だ」。

クリーム類化粧品の基質は主に油脂と水からなる。油脂は植物油脂と動物油脂がある。常用される油脂の価格は、グレープシードオイル(ぶどう種子油)1kgあたり40元、シリコンオイル同35元、流動パラフィン(ホワイトミネラルオイル)同10元である。これらの油脂が最終製品のクリームに占める比率は3%〜10%である。約4%の比率を占める乳化剤の価格は、1kgあたり40〜200元だ。

ラノリン(羊の皮脂)は油脂のなかで比較的高価だが、「製造元は多くを配合しない。なぜなら、吐き気をもよおす特異臭があるからだ」。欧陽生氏は、香料は動物油脂の臭いを消すためであり、各種化粧品の香りを決める重要原料でもあると言う。

香料価格はkgあたり数十元から数百元とさまざまだが、含有率は少ない。化粧品に多くの比率を占める水は「ご存じのように、価格は安いものだ。イオン交換などの処理を行っているが、市場で売られる飲料用蒸留水よりも安い」。

欧陽生氏は、一部の有名外国ブランドは確かに独自の有効成分を配合しているが、製品1gあたりの含有量は万分のいくらかという程度の微量だと説明する。

このほか、化粧品に含まれる金属イオンが時には自動酸化の触媒となり、化粧品を変質・変色させ、品質悪化を招く。少量の酸化防止剤を加えると、化粧品の組成寿命を引き延ばし、品質を向上させることができる。

中国衛生部が2002年に公布した「化粧品衛生規範」では、製品に含まれる鉛含有量は1kgあたり40mgを超えてはならず、ヒ素は同10mg、メタノールは同2000mgを超えてはならないとされる。「しかし、企業の生産過程では、各種の要因があり、金属イオン含有量をコントロールすることは難しい」。

高級外国化粧品のパッケージは一般に、75mlあるいは150ml詰めであり、クリーム類の平均価格は1ml(g)あたり5〜20元である。「kgあたりに換算してみてほしい。原材料コストと最終製品の小売価格との差は少なくとも数十倍だ」と欧陽生氏は語る。

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