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4 相関関係と因果関係を混同していないか?

「朝食を抜くとキレる子になる」と聞くと、「空腹だと確かにイライラするし…」と納得しがち。もちろん青少年の健全な育成のために栄養バランスの行き届いた3度の食事は重要だ。が、朝食抜きやジャンクフードの摂取と非行は、親のしつけなど家庭の問題から派生する二つの現象にすぎない。その二つを因果関係と見るのは早計だ。

図のように、飲酒習慣から派生する二つの現象の間に因果関係がないことは誰の目にも明らか。「因果関係あり!」と拙速に結びつける調査や記事は、注意深く読む必要がある。

「数字にだまされるな」は5回連載です。次回は、9月15日(木)に掲載する予定です。

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※この記事は、日経ビジネスAssocie 2005年2月1日号に掲載した記事を元に再編集したものです。

 

谷岡 一郎(たにおか・いちろう)

大阪商業大学学長。1956年生まれ。慶応義塾大学法学部卒業後、南カリフォルニア大学で修士、博士課程修了。専門は犯罪学、ギャンブル社会学、社会調査論。東京都のカジノ構想の顧問などを務める。

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