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デキる人はストレス管理が上手

2005年12月6日

(日経ビジネスAssocie編集)

よいハードワークvs悪いハードワーク

今井 功(いまい・いさお)
東京ストレスマネジメント代表取締役。明治学院大学社会学部卒。川崎市衛生局でメンタルヘルス業務に従事した後、1984年に東京ストレスマネジメントの設立に参画。89年より現職。ストレス診断システムの開発や企業ストレス調査、企業研修などを行っている。

一口にハードワークと言っても、会社設立のために寝食を忘れて仕事に没頭し達成感を得ている人もいれば、多忙に振り回されてうつになってしまう人もいます。

その違いは、ストレスを適正レベルに保てるか否かが関係しています。「ストレス=悪者」のイメージがありますが、ストレスは目標の達成や向上心を支えるエネルギーとして不可欠です。少なすぎると倦怠感を覚え、無気力になります。もちろん、仕事量が膨大で人間関係にも恵まれないなど過度なストレスがかかると、心身に悪影響を及ぼします。

下図のように、仕事の効率はストレスレベルが適正の時に高まります。デキる人、出世する人は総じてストレス管理が上手です。

適度なストレスレベルを保つ方法としては、ストレス耐性を高めること、ストレス反応と相反するリラクゼーション反応を起こすことが挙げられます。ストレス耐性は、基礎体力が落ちると低下するので、規則正しい生活をすることが大原則。そして、大切なのがポジティブシンキングです。口うるさくて嫌な上司にイライラを募らせるのではなく、「彼も業績のプレッシャーがあって焦っているんだ」と考えれば気持ちの上で優位に立てます。

リラクゼーション反応を起こすには、「3つのR」がお薦めです。ストレス管理が上手な人は、この3つのRをバランスよく組み合わせています。ストレス解消とばかりに、激しすぎる運動をするのは逆にストレスを高めます。アルコールや激辛の食事など、刺激への依存も同様です。

仕事の合間に、目を閉じてゆっくり呼吸するリラックスタイムを5分間確保することから始めましょう。

ストレスレベルを下げる3つの「R」

1.Rest[ 休憩 ]90分おきの休憩と熟眠

仕事中は、できれば90分おきに一息入れたい。90分は大学の講義時間と同じ。集中力が落ちてくるので休み時だ。十分な睡眠時間の確保は難しくても、就寝前の食事を避けたり、適度に体を動かすことで眠りの質を高めることができる。

2.Recreation[ レクリエーション ]休日に五感を取り戻す

休日は、五感を働かせて心身の感覚を取り戻そう。視界の開けた公園などで緑を眺め、草木のにおいや鳥の鳴き声に接し、家族や仲間と楽しく会話する。日頃のストレスから解放されることが大切。ヘトヘトになるようなレジャーは避けたい。

3.Relaxation[ リラクゼーション ]目を閉じ、ゆっくり呼吸

休憩室や空き会議室など静かな場所で、楽に腰掛けて軽く目を閉じ、ゆっくり深い呼吸を5〜10分続ける。これを1日2〜3回日課として継続すると、ストレスサインに敏感になり、ストレスレベルを容易に下げられるようになる。

次のページに、自分のストレスの現状を確認できるチェックシートを用意しました。

next: ストレス度チェック

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