普段から声をかけよう
その相手が職場の同僚や取引先の担当者など頻繁に会話する間柄だったら、日常から挨拶(あいさつ)を交わしたり、声をかけることを勧めます。普段から挨拶を交わすという手間をかけることで、コミュニケーションを取る下地を作っておくのです。

梶原しげる氏の著書。「一目でわかる!! 図解版 口のきき方」(PHP研究所)
そのほか、「口のきき方」(新潮新書)、「そんな言い方ないだろう」(新潮新書)など著書多数。
上司や目上の人と話す際には、敬語を使うことも大切でしょう。ただし、すぐに完璧な敬語を話そうと思わなくてもいい。目標を高くしすぎると、かえって達成まで時間がかかります。敬語を話そうという気持ちが大切なのです。例えば、単に「資料」と言うよりも「はい、資料です」と丁寧に言うことを心がけるだけで、聞き手の印象はだいぶ変わるものです。
そもそも、自分にとっての理想の相手が聞き手として現れるわけはないんです。相手が日本人で日本語を話してくれるだけでラッキーだと思わないと。相手が火を吹く龍だったらコミュニケーションも何もないですよね(笑)。
それに、職場というのは実は話をしやすいはずです。上司や部下、取引先など話す相手と自分との関係が決まっていますから、その役割を演じればいい。程度の問題はありますが、部下が上司にゴマをすってもいいと思います。逆に、いちばん難しいのは、何も関係がない人との会話。相手のニーズを察知して話をする能力が試されますね。
仕事ができる人の「話し方」は毎週木曜に更新。次回は、木曜が祝日のため11月4日(金)に掲載する予定です。
※この記事は、日経ビジネスAssocie 2005年5月3日号に掲載した記事を元に再編集したものです。
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