このページの本文へ
ここから本文です

「ヨン様スマイル」の知られざる効用

門川さんが理想的な笑顔として例に挙げたのが「冬のソナタ」に出演したヨン様ことぺ・ヨンジュン。

「ヨン様のこぼれるような笑顔は、非常によく研究された、笑顔の理想形です。疲れているときでも、ファンの前では口角(唇の端)が上がり上の歯が10〜12本見えています。こんな笑顔が習慣になれば、あなたのビジネスは必ずうまくいくはずです」

門川さんは、笑顔に影響力を持つのは、「口→眉→目元」の順番だという。口角をしっかりと上げ、上の歯をできるだけ見せることが、最も分かりやすい笑顔の「サイン」となる。「口角を上げるだけで、人間関係が良くなったり、売り上げが上がったりします。あなたの成功の確率が高まるのです」

このため門川さんの笑顔研修では、口角を可能な限り上げるための徹底した訓練をする。口角が上がる人が笑顔を抑えることはできるが、上がらない人はそのレベルまでの笑顔しかできないからだ。上の12本の歯を見せて自然に笑えるようになれば達人である。

門川さんは、口角を上げる筋肉を鍛える方法の一つとして、割り箸を使ったトレーニングを研修の受講生に課している。地道にコツコツ毎日続けることが必要だ。初心者が口角を上げるイメージをつかむには、「ラッキー」など、語尾が「イー」の言葉を探して、明るく発音することがよいという。

さらに日ごろから小さな「幸運」にも大きく喜び、 口角を上げながら「ラッキー」と言うクセをつける。それを繰り返せば、ラッキーと言うことで条件反射的に自然な笑顔をつくれるようになるそうだ。

眉は時折少し上下させた方が楽しさやうれしい感情を伝えやすい。例えば「ありがとうございました」と挨拶するときには、口角を上げると同時に、眉をほんの少し上げ気味にして言った方が効果的だ。ビジネスの商談をしている最中も、目や眉が動いて、表情の変化があった方が笑顔のパワーは向上し、相手から好感を持たれやすい。

一方、売れない営業担当者は、自分は笑顔のつもりでも、上の歯を全く見せていないことが多い。そしてそれに気づいてもいない。

頑張っているのに業績の上がらない人には、仕事中の表情をビデオ撮影してもらい第三者になった気分でチェックするか、職場に鏡を置いて1日に何度もチェックすることを勧めている。鏡を見たら常に笑顔をつくってみることで、自分の笑顔の長所と短所が分かってくる。

表情力向上のヒントは、「いつも見られている意識を持ち、テンションを上げること」だという。日ごろ見られていることを意識していない人はテンションが低く、無防備に不機嫌な顔を見せる。だから、頑張っても業績は上がらない。

仕事上、無理にでも作り笑顔をしなければならないときがある。だからこそ、笑顔は技術と割り切って、常に自然な笑顔がつくれるように訓練するのだ。鏡の前でコツコツやれば、だれでも必ず上達する。

最後に、笑顔に感情を込めるのは「アイコンタクト」。相手の目を優しく見つめながら笑顔で話さなければ、相手の心に伝わらない。伝わらない笑顔は単なる笑いだ。

next: 笑顔がプラスの連鎖を作る…

(全 3 ページ中 2 ページ目を表示)

あなたのご意見をコメントやトラックバックでお寄せください

記事検索 オプション

日経BP社の書籍購入や雑誌の定期購読は、便利な日経BP書店で。オンラインで24時間承っています。

ご案内 nikkei BPnetでは、Internet Explorer 6以降、 Safari 2以降、Opera 8以降、Netscape 8.1以降またはHTML 4.01/CSS level 1, 2をサポートしたWebブラウザでの閲覧をお勧めしております。このメッセージが表示されているサポート外のブラウザをご利用の方も、できる限り本文を読めるように配慮していますが、表示される画面デザインや動作が異なったり、画面が乱れたりする場合があります。あらかじめご了承ください。

本文へ戻る