“インディーズ豆腐”がクチコミでメジャーに
(日経ビジネスAssocie編集)
「お金がなくて開発できない」、「親会社とのすみ分けで不利」…。そんな言葉が頭をよぎったら、以下のケースを読んでいただきたい。目線を変えることで、ヒットメーカーになるのも夢ではない。
奇抜なネーミングの豆腐が大ウケ

ユニークな名前、形状で人気を集めている「男前豆腐店」の豆腐、厚揚げ、がんも。
「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」、「喧嘩上等やっこ野郎」、「男前豆腐」、「厚揚げ番長」…。そんな奇抜な名前を冠した「男前豆腐店」の商品が人気だ。男前豆腐店は、1988年設立の豆腐メーカー、三和豆友食品(茨城県三和町)のブランド。伊藤健次社長の子息で常務の信吾さん(自称ジョニー)が一人で“暴走”して立ち上げた。
写真のような斬新なパッケージがスーパーの食品売り場で異彩を放ち、買い物客は風変わりな名前・形状に怪訝(けげん)な表情を浮かべながらも、足を止め手に取る。「豆腐屋ジョニー」380g・300円、「男前豆腐」450g・320円など、サイズが大きく相場より割高だが、食べてみると豆腐本来のうまみが味わえる本格派。そのギャップがウケたのだ。
同社のホームページは、「豆腐、食ってるかい?」のオープニングに始まり、ジョニーさん自作のテーマソングやキャラクター入りの壁紙など遊び心が溢れている。それが、個人ブログで面白おかしく話題にされ、ネット上のクチコミで加速度を増しつつ知名度が上がっている。2005年7月には、東京・二子玉川の玉川高島屋ショッピングセンターに直営店を出店するに至った。
「セレブ主婦がデカデカと『男』って書いてある豆腐を買うなんてどこか卑猥な感じですよね(笑)。翌朝、もぬけの殻になった『男』がゴミになって捨てられる。それもオカシイ」。妄想が膨らむジョニーさんの笑いのツボは大阪ノリに近い。
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