会食時のマナー(3)
和食を美しくいただくために知っておきたいこと
2008年7月29日 この記事を携帯に転送する
前回と前々回で和食の知識やお箸の持ち方やタブーをお伝えしてまいりました。今回は、料理の食べ方と接待時に気をつけるワンポイントをお話します。具体的には、お椀やお箸の扱い方、料理をいただく順番、食べ終えるときのマナーなど。お食事の最初から最後まで、一通り押さえています。細かなことですが、ぜひ実践なさってください。美しい所作が身に付き、相手の方も気持ちよく、その場を楽しく過ごすことができます。
お椀の蓋の扱い方
皆さんは、お椀の蓋を取ろうとして、取れなかったという経験はありませんか? 周囲の人たちはスマートに蓋を取って食べ始めたのに、自分だけ開かない蓋と悪戦苦闘するのは、なんとなく恥ずかしいですね。
お椀の蓋を取るときは、左手を椀の脇に添えて、右手の親指と人差し指で蓋の糸底(いとぞこ)を摘みます。蓋が密着して外れない場合は、まず右手を椀に添えて、左手の親指と人差し指で椀の上縁を前後から軽く押さえます(写真1)。そのまま少し力を加えると、お椀の中へ空気が流れ込むので、右手で簡単に蓋が外れます(写真2)。蓋を取ったあと、内側にたまったしずくは、お椀の縁にたてかけるようにして静かに切ります。取ったお椀の蓋は、糸底を下にして、膳(盆)の外、右側に置きます(写真3、3-1)。
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