米粉加工品のうち特に人気なのが米粉パンだろう。その食感はベーグルに似てモチモチとしており、お米独特の甘さも楽しめる。また「小麦のパンに比べて、腹持ちが良い」との感想を持つ人もいる。さらに米粉100%の米粉パンは、小麦アレルギーを持つ人からも人気だ(注:米粉パンの中には小麦グルテンを配合している商品もある)。

米粉で作れるのはパンだけではない。例えば米粉うどん、米粉パスタ、米粉ケーキ、米粉クッキーなど様々な応用方法が登場している。実際、レシピ情報のコミュニティーサイト「クックパッド」では、750件以上の米粉レシピがある。その中には、本来、小麦粉を用いるべき料理も多く含まれる。

小麦代用品としての米粉の消費量は、ほんの僅かだが増加傾向にある。農林水産省の調査によれば、パン用米粉の消費量は2003年度で1000トンだったが、2006年度には6000トンまで増えた。対するパン用小麦粉の消費量は158万トンに及ぶ(2005年度。「米粉の需要拡大」2008年1月より)。

米粉は、食糧自給率の観点からも注目されている。

2006年現在、日本の食糧自給率はカロリーベースで39%。原因は国産農産物の供給が不十分だったことと、日本人の食生活が変化したことにある。現代日本人の食生活は、米の消費が減る一方、畜産物や油脂の消費が増えている。畜産物や油脂の消費が増えると、その生産に必要な飼料穀物や油糧(大豆など)の輸入も増える。これが自給率を押し下げる。

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