「米粉」

(もり・ひろし=新語ウォッチャー)

イラスト:小林商事

パンやパスタと言えば、ふつう小麦粉で作るものだ。ところが最近、米粉(こめこ)パンや米粉パスタなどが登場しており、一部消費者の間で人気になっている。米粉とは文字通り「米を粉にしたもの」。技術革新によって、これまでは難しかったパンなども作れるようになったのだ。政府や地方自治体などは、米粉を食料自給率の向上に生かそうとしている。

そもそも米を粉にする発想自体は新しいものではない。うるち米を製粉した上新粉や、もち米を製粉した白玉粉は、団子やまんじゅうなどの材料としてよく知られる。

いっぽう、最近注目されているのは「小麦粉の代用」としての米粉だ。従来は小麦粉を原料としていた食品を、米粉で作ろうとする試みが注目されている。小麦粉を原料とする食品には、パン、クッキー、ケーキ、うどん、中華麺、パスタなどがある。米はうるち米を用いる。

このような応用は、製粉技術や加工技術の革新が可能にしたものだ。例えば従来の米粉の場合、パンを作るには粒子が大きすぎるという問題があった。ところが最新の製粉技術を用いると、米の粒子を小型化できる。近年では、米粉に関するこの種の特許が、次々と出願されている。

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