またアラフォー世代にとって、結婚や出産に関する悩みは多い。例えば「未婚者などは出産までのタイムリミットが迫っている」という問題がある。つまり結婚や出産を決断するために残された時間が、少ないのだ。そしていざ出産に踏み切った場合も、周りに同世代の母親がいないことで悩むことになる。いっぽう結婚しないことを選択している人は、老後の生活に漠然とした不安を抱いている。
双方の悩みに共通するのは「女性の人生における転機が遅くなっている」ということだろう。ざっくり言えば転機が10歳ほど遅く訪れている。しかも自分と似た生き方をした先輩が少ないため、ロールモデル(お手本)も見つけられない。むしろ自分自身が後輩世代のモデルとなっており、特にキャリア女性にとってはこれが重圧になっている。
2004年には「負け犬」が流行語となった。「30代・非婚・子なし」という定義だが、積極的に職業をまっとうする女性を、逆説的に応援する言葉だった。これはアラフォー世代に属する非婚者の姿そのものだといえる。世代が抱える問題は、現在まで持ち越されたまま。アラフォーとは、女性の新しい生き方を示す「最先端の世代」である一方、新しい生き方にもがく「苦悩の世代」でもある。
| 前のページ | 1|2|3|4 | 次のページ |
あなたのご意見をコメントやトラックバックでお寄せください
「時代を読む新語辞典」 バックナンバー 一覧ページへ
- 「デジタルフォトフレーム」 (2008/09/24)
- 「サイト監視サービス」 (2008/09/16)
- 「低価格ミニノート」 (2008/09/09)
ビジネスABC > 時代を読む新語辞典

