U2のボノ氏は、新興国の安定的雇用と高いファッション性とを両立

エシカルファッションの盛り上がりを示すいくつかの現象がある。

例えばパリでは2004年から『エシカルファッションショー』が開催されている。昨年末までに3回の開催実績を持つ。趣旨に賛同する各国のデザイナーが参加。各々の新作コレクションを発表している。紹介するファッションは、フェアトレードの手法で生産されたものや、天然染料を用いたものなど様々だ。デザインの中に「環境汚染に対する問題提起」などのメッセージを込めるデザイナーもいる。

製品販売を寄付に結びつける取り組みもある。宝飾品ブランドのカルティエは2006年に「ラブチャリティーブレスレット」を販売した。この購入代金の一部を、環境保全や人道支援などの活動に寄付している。またニューヨークの靴ブランドであるトムズシューズは、顧客が靴を1組購入するごとに、同じデザインの靴1組を途上国の子供に贈るプログラムを実施している。

さらに人気ロックバンドU2のボノ氏などが2005年に設立したファッションブランド、イードゥンは、新興国の安定的雇用と高いファッション性とを両立させるコンセプトで人気を得ている。ちなみにボノ氏は、エイズ対策基金への寄付を行うプロジェクトであるプロダクトレッドを創始したことでも知られる。アップルが販売する赤色のiPodも同プロジェクトに参加した商品だ。このように現在のファッション界では、エシカルが重要な概念の一つに成長している。

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