「エコキャンドル」

(もり・ひろし=新語ウォッチャー)

イラスト:小林商事

エコキャンドル作りに取り組む人が増えている。エコキャンドルとは家庭で生じた廃油で作るロウソクのこと。廃油キャンドル、エコろうそくともいう。作る楽しみと使う楽しみがあるうえ、廃油の再利用に繋がり環境への負担も減らせる。最近ではスローライフ系のイベントで、エコキャンドル作りのワークショップを開催する事例も増えた。

よく知られるように、廃油を排水として流すと環境への負担がかかる。そこで近年では廃油を凝固剤で固めて、燃えるゴミとして捨てる方法が広まった。ただこの場合も、廃油は最終的に焼却することになり「もったいない」。一部の地方自治体はバイオディーゼル燃料へ再利用も試行しているが、これもまだ一般的ではない。

その点エコキャンドルは、家庭ですぐにできる廃油の簡単な再利用法だ。作る手間などを考えると、減らせる環境負荷は微々たるものだが、問題を考える契機にはなる。

またエコキャンドルには、作る楽しみと使う楽しみがあるのも魅力だ。「キャンドルを自作できることを知らなかったが、実際にやってみると楽しかった」「いくつかのキャンドルを作り置きしたうえで、少しずつ使うのが楽しい」という人もいる。

作り方は簡単。廃油と市販の廃油凝固剤を混ぜるだけでいい。まず材料として、こした廃油、廃油凝固剤、小容器、タコ糸を用意しておく。次にフライパンなどで廃油を温めて、廃油凝固剤を混ぜ合わせる。そしてこれを固まらないうちに容器に移す。あとはキャンドルの芯となるタコ糸を、固まりかけの廃油に立てるだけでOKだ。

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