「塩スイーツ」

(もり・ひろし=新語ウォッチャー)

コンビニなどで、塩味をうりにした菓子やデザート「塩スイーツ」をよく見かけるようになった。そのうちの多くの商品が天然塩(またはそれをイメージした塩味)を用いており、甘味と塩味による絶妙のバランスをつくり出している。ブームのきっかけは、フランスの有名職人が作る塩キャラメルの人気だという。果たしてこの商品、今後ブームを超えて定番化するだろうか。

イラスト:小林商事

塩スイーツとは文字通り、塩味のデザートを指す。塩系スイーツと言う場合もある。基本的にはスイーツなので、ベースとなる味は甘い。だがそこに塩味を加えることで、素材の味や甘味を引き立てる。塩キャラメル、塩チョコレート、塩アイスクリーム、塩プリンなど応用方法も様々だ。

塩スイーツのブームが本格化したのは去年のこと。勢いは衰えているもののブームは現在も続いている。

ブームの一端は、コンビニやスーパーで実感できる。例えば2007年3月にはロッテのチョコレート『クランキー塩キャラメル』が登場。同年9月には明治製菓がチョコレート『明治ショコライフ塩プラリネ』を発売した。さらに同年12月には敷島製パンの菓子パン『塩スイーツシリーズ』が誕生している。

飲食店での展開もある。タリーズコーヒーは2007年9月から11月にかけて『ソルティ キャラメルラテ』などを販売した。またデニーズは同年12月に『塩キャラメルの林檎パイ~フランス産ゲランドの塩使用~』を販売した。

このブームを受けて各メディアは、塩スイーツを昨年のヒット商品として紹介している。例えば日経MJ(日経流通新聞)は2007年12月3日に『2007年ヒット商品番付』を発表。「西の前頭」として塩系スイーツを選出した。

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