日本では、50歳代以下がそろって「魚離れ」

いっぽう日本では近年、「魚離れ」に拍車がかかっている。しかもこれは若者だけの現象ではなく、50歳代以下の世代で共通して見られる現象だという。消費者が魚を好まない理由としては「魚が嫌いな家族(子ども)がいる」「魚が割高」「調理や骨取りが面倒」「グリルを洗うのが大変」(大日本水産会の調査より)などの要因があるようだ。また、人口減少による消費量のさらなる低下も懸念されている。日本の魚食文化が、徐々に変質している格好だ。

このような市場環境の変化は、水産企業の戦略にも大きな影響を与えた。例えば、水産大手のマルハとニチロが今年10月に経営統合する。この経営判断の背景にも「買い負け」に象徴される市場変化の問題があったと言われる(関連記事)。水産にかかわる行政や企業の戦略は、今、大きな岐路に立っている。

もり・ひろし

新語ウォッチャー。1968年、鳥取県出身。電気通信大学を卒業後、CSK総合研究所で商品企画などを担当。1998年からフリーライターに。現在は新語・流行語を専門とした執筆活動を展開中。辞書サイト・新聞・メルマガなどで、新語を紹介する記事を執筆している。NPO法人ユナイテッド・フィーチャー・プレス(ufp)理事。

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