日本では、50歳代以下がそろって「魚離れ」
いっぽう日本では近年、「魚離れ」に拍車がかかっている。しかもこれは若者だけの現象ではなく、50歳代以下の世代で共通して見られる現象だという。消費者が魚を好まない理由としては「魚が嫌いな家族(子ども)がいる」「魚が割高」「調理や骨取りが面倒」「グリルを洗うのが大変」(大日本水産会の調査より)などの要因があるようだ。また、人口減少による消費量のさらなる低下も懸念されている。日本の魚食文化が、徐々に変質している格好だ。
このような市場環境の変化は、水産企業の戦略にも大きな影響を与えた。例えば、水産大手のマルハとニチロが今年10月に経営統合する。この経営判断の背景にも「買い負け」に象徴される市場変化の問題があったと言われる(関連記事)。水産にかかわる行政や企業の戦略は、今、大きな岐路に立っている。
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