特集:
連続調査 No.15「シックハウスへの不安と日々の配慮」
―主な症状は「せき・くしゃみ」が6割弱。化学物質よりダニ、カビに対する不安が大―

 ビジネスや日常生活における様々なリスクについて、どう考え、どう対応しているかをお尋ねするセイフティー・ジャパン連続調査。15回目は、「シックハウスへの不安と日々の配慮」についての調査結果を報告します。 

 建材や家具などからの化学物質や結露によるカビなどが原因で起こるシックハウス症候群が社会的な問題となり、2003年7月には、シックハウス対策を義務付けた建築基準法が施行されました。ただし、法で規定されている化学物質は一部に限られますし、天然の物質でもアレルギー反応を起こす人はいます。

 人々はご自分の住まいでシックハウスではないかと感じられるような症状を感じたことはあるのでしょうか。また、具体的に対策をされている方はどの様な方法をとっているのでしょうか。

日経BPコンサルティング 調査第一部 太田宏
2005年11月25日

約6人に1人が「それらしい」症状を感じている

■あなた自身またはあなたのご家族に、ご自宅でシックハウス症候群の症状が現れたことがありますか。(1つだけ)

 まず、ご自分の住まいで、ご自分またはご家族に、シックハウス症候群の症状が現れたことがあるかどうかを尋ねました。すると、明確に「ある」という人は4.9%でしたが、「それらしいのがあった」という人も11.9%おり、併せて16.8%、全体の6分の1以上に、シックハウスに起因すると思われる症状が表れているという結果になりました。性別や居住形態別など、属性によって大きな差はありません。

 確定的ではないものの、これだけ多くの人々が影響を受けていると感じているのであれば、国が法の改正に動くのも無理からぬことと言えるでしょう。

主な症状は「せき・くしゃみ」が6割弱、「目の痛み」が4割弱

■シックハウス症候群の症状はどのようなものでしたか。(いくつでも) ※前問で、1「ある」 または 2「それらしいのがあった」 回答者ベース

 前の問で、シックハウスに起因する症状が「あった」「それらしいのがあった」と回答した人に、具体的な症状を尋ねた結果が上のグラフです。

 多い症状としては、「せき・くしゃみ」が6割弱でトップ、「目の痛み・視覚異常・涙」と「鼻炎」が3割台で続きます。平均の回答数は2.2個と、複数の症状を伴うことが多いようです。また、「その他」では「喘息」という記述がいくつか見られました。「せき・くしゃみ」もそうですが、呼吸器に関連した症状で気が付くケースが多数を占めると考えられます。

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