ココを押さえろ! 今冬のインフルエンザ

二次感染予防
最も人にうつすのは発症直後

 学校でのインフルエンザ流行は、発症直後の患者から一気に広がっている──。そんなデータを報告したのは、前出の廣津氏だ。

 根拠となるのは、川崎市内の3つの小学校における、2003/04シーズンのインフルエンザによる欠席状況の調査。これを見ると、校内で感染した児童の8割以上が、初発罹患者の発症の同日もしくは次の日に感染を受けているのが分かる(表3)。

病初期感染者:発症初期の児童から感染したとみられる児童。
回復期感染者:病欠後の児童から感染したとみられる児童。

 さらに昨シーズンに別の小学校で調査したところ、罹患者120人中、13人が朝から発熱しているにもかかわらず登校し、12人は在校中に発熱していた。熱が出たら学校には行かず、在校時であればすぐに下校するよう指導することが、二次感染予防のためには重要だ。

 一方、回復期の患者からの感染は意外に少ない。「解熱後2日を経過すれば、周囲への感染リスクはそれほど高くない。この2日を厳守させてほしい」と廣津氏は話す。

SAFETY JAPAN メール

日経BP社の書籍購入や雑誌の定期購読は、便利な日経BP書店で。オンラインで24時間承っています。