「裏の準備」としては、食糧備蓄と「仕事をどうするか」
ここまで、個人が取り得る対策を3つ述べた。最後に基本的な対策とは異なる対策を検討する。それは、万一に備えての、食糧の備蓄とビジネスの話だ。
これは必ず必要になることではなく、あくまで「日本にウイルスが侵入」かつ「日本国内で全国的に大流行する」かつ「ウイルスの感染力・毒性共に高いことがわかった」という、限られた事態に対して必要な措置だ。
こうした状況では人混みに出るのは危険なため、あなたと家族は、自宅に籠城するのが、安全対策になる。あくまで経験則でしかないが、これまでの新型インフルエンザの経験では、流行期間が2年間、その間に、2週間から2か月くらいの「大流行期間」が3回ほどあると言われる。だから、その「大流行期間」の間持つだけの食料を備蓄しておくわけだ。
「2か月分の食料」を真面目に揃えようと考えると気が遠くなるが、「栄養満点でグルメ三昧する」わけではない。栄養が偏ろうとまずかろうと食うや食わずだろうと、命が持てばいい。だからその前提で自宅の状況に応じ、気楽に2週間以上分の備蓄を考えればいいのだ。
具体的には、まず主食。保存性を考えると、米が一番だろう。それほど場所を取らないものなので、これに関してだけは、多めの期間分保管しておくといいだろう。
次に副食。タンパク質と脂肪分。缶詰やレトルトなどの保存が利く物を第一に考える。
あとは健康を維持するという意味でのビタミン類。野菜を多めに買っておく以外は、マルチビタミン・マルチミネラルの錠剤などを置いておけばいいだろう。どうせ非常時用なのだ。
さらに、こうした事態にまで到った場合、仕事をどう進めるかは事前に検討しておいたほうがいい。大企業などでは多くの場合BCPの一環ですでに新型インフルエンザ対策を策定済みと思うが、中小企業などでは、まだのところも多いだろう。いい機会なので、企業内の担当部署に対策について訊いておくといい。
具体的には、自宅勤務日を設ける、出社しないで営業活動する、出社する場合でも時差通勤し満員電車を避ける、電車やバスを避け自家用車で通勤する、などが考えられる。
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