重要なのは、「感染力」と「毒性」
新型インフルエンザがどの程度危険なのかは、「感染力」と「毒性」に依る。現在の情報から、これを順次検討してみよう。
まず「感染力」。新型インフルエンザが怖いのは、「新型」であるがゆえ。これまで登場してないだけにウイルスに対して抗体を持っている人がいないので、感染者の数が拡がりやすい。
今回のウイルスは、メキシコで発生したと推測されてから、極めて短時間に、世界の多くの国で感染者を生んでいる。しかも、メキシコ渡航歴のない人間まで感染している。この点から、「感染力」については、通常のインフルエンザ同等レベルではないかと推測する報道がある。
ちなみに、国立感染症研究所によると、2006/07シーズンのインフルエンザ国内患者数は定点観測地点で約100万人。一般的には、全国で約1000万人が毎年感染するとされている。つまりだいたい10人にひとりが感染することになる。ただし、今のあやふやな情報だけでは、もちろん今回の新型インフルエンザがそこまでの感染力を持っているのかは、まだ判断できない。
さらに、あたりまえだが世界的規模で緊急対応するので、もし仮にその程度潜在的な感染力があったとしても、現実にはそこまで爆発的な速度では広まらない可能性もある。
ただ、むやみに悲観したり楽観したりすることなく、最悪の状況も想定した上で、個人個人が対策を講じるべきだろう。
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