文/平雅彦(WINDY Co.)
2008年12月3日
ネットブックは、従来のノートパソコンと「ここ」が違う
最近、「ネットブック」がPC業界を賑わせている。ミニサイズのノートPCに主としてIntelの最新省電力CPU「Atom」を搭載し、4~6万円程度と非常に安価なのが特徴である。最初は海外メーカーから始まったネットブックだが、最近ではNEC、東芝など国内メーカーまでが参入し一大市場として育ちつつある。自宅のセカンドマシンや、子供に与えるパソコンにネットブックを選びたいという人も多いだろう。しかしセキュリティー面では、どのような注意が必要なのだろう。
そこで今回は、ネットブックでのセキュリティーについて考えてみた。
ネットブックとは、大きなくくりで言うなら、小さなサイズのノートパソコンである「ミニノート」の一分野だ。元々インテルが主張した概念で、「画面は10インチ以下」だの「CPUはATOM限定」だのと、定義もしっかりある。しかし今ではこれに外れる製品も含め、「重い処理はあまり得意でない格安ミニノート」くらいの製品を「ネットブック」と称することが多いように思う。
最大の特徴はなによりも安価なことで、4~6万円で購入が可能な点が受け、日本でもノートパソコン市場の25%を占めるなど、急速にシェアを広げている。デスクトップパソコンのマザーボードメーカーとして有名なASUStekが発表した199ドルパソコン「Eee PC」が、もともとの火付け役だ。
ネットブックをスペックで見ると、だいたい多いのが、9~10インチ程度のディスプレイ(1024×600~1280×768ドットくらい)、1.5GHzくらいのCPU(Atomが多い)、メモリーは1~2GB、DVD・CDドライブなし、バッテリー駆動時間は2~3時間(一部に6~9時間程度持つものがある)というところ。ストレージとしては、120~160GBのハードディスクを積むものと、8~64GBくらいのSSD(シリコンディスク)を積むものに分かれている。日本で売られているものでは、OSは安価なWindows XPが多く、一部にVistaを積むものもある。
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