連続調査 No.03「ネット犯罪への不安と対策」
ー中には30万円以上の被害にあった人もー

 ビジネスや日常生活における様々なリスクについて、どう考え、どう対応しているかをお尋ねするセイフティー・ジャパン連続調査。3回目は、フィッシングや架空請求などの「ネット犯罪への不安と対策」についての調査結果を報告します。

 身に覚えのない支払いを求めるメールが突然届く「架空請求」、あたかも実在の企業からの連絡を装って口座番号やパスワードなどを盗み取ろうとする「フィッシング」など、ネット犯罪の手口はどんどん多様化、巧妙化しています。

 ネット社会で起きているこうした犯罪について、皆さんはどの程度知っているのでしょうか。実際に被害に遭った人はどのくらいいるのでしょうか。また、被害に遭わないために気をつけていることは……

日経BPコンサルティング 調査第一部 太田宏
2005年9月2日

ほぼ全員が「架空請求」や「フィッシング」を認知

■あなたは、フィッシングや架空請求、スキミング、ネットオークション詐欺などが、どのような手口の犯罪か知っていますか。(それぞれ1つだけ)

 まず、フィッシングや架空請求、スキミング、ネットオークション詐欺の4つの言葉について、どのような手口の犯罪かを知っているかどうか尋ねました。

 その結果、いずれも「知っている」人の割合が高く、フィッシング、架空請求、スキミングについては、「知っている」は95%を超える水準に達しています。年代別や性別によっても、認知度に大きな差はありません。ネットオークション詐欺だけは、50代以上の認知度が90%を下回る程度です。

 今回の調査は、「ネットライフに潜む危険」というタイトルで実施しているため、もともと意識が高い方々の回答が多いと考えられますが、それでも水準は高いと言えます。

 回答者のほとんどが、こうしたネット犯罪の手口を認知しているという結果になりましたが、メディアで頻繁に報道されていることが、認知度を高める一因になっていると言えるでしょう。

架空請求の被害に「遭った」「遭いそうになった」人は3割

■あなたは、フィッシングなどの犯罪の被害に遭いそうになった、あるいは実際に被害に遭ったことがありますか。(それぞれ1つだけ)

 一方、実際にこうした犯罪の被害に遭ったことがあるかを尋ねたところ、実際に「被害に遭った」人はいずれも1~2%を下回る水準です。しかし、「被害に遭いそうになった」人は、フィッシングで11.1%、架空請求では27.7%に上ります。

 メールのみで成立する架空請求に比べ、サイト構築を伴うフィッシングでも、遭遇した回答者は1割に達しており、潜在的なリスクは高いと言えます。

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