【特集】-------------------------------------------------------------------
まん延が懸念される新型インフルエンザに対し、我々は何を準備し、どのように対処するべきか。この問題に取り組むNHK・虫明英樹記者のコーディネートのもと、世界保健機関においてSARSや鳥インフルへの国際的な対応を指揮した東北大学大学院の押谷仁教授、東京都危機管理監の島田幸太郎氏、企業代表の富士ゼロックス・木船賢治氏をパネリストに迎え、個人、コミュニティー、企業、行政の各レベルでの有効な対策を考える。
新型インフルエンザがパンデミックを引き起こすと、企業は多数の社員の欠勤を免れず、事業継続に困難を来たす。地震とは違い、広い地域で長期間、被害が続くため、連鎖的な倒産も招きかねない。このリスクに対応するには従来の事業継続計画(BCP)を見直す必要がある。では、どのように考えていくべきか。リスクコンサルティングの専門家に聞いた。
【動画】-------------------------------------------------------------------
世界中で騒がれている鳥インフルエンザ。通常のインフルエンザと違い、全身 の細胞を攻撃する強毒型ウイルスによるもので、鳥は感染から1~2日で100%死ん でしまうという。まれに鳥から人への感染例が見られるが、本当の脅威は、人から人へ移る新型インフルエンザに突然変異したときだ。
【インタビュー】-----------------------------------------------------------
・新型インフル対策、地方の現状・世界の状況
―小樽市保健所 所長: 外岡 立人氏―
「新型インフルエンザについて最新の情報が欲しければ、小樽の外岡さんのホームページを見ろ」――北海道小樽市で、小樽市保健所の所長を務める外岡立人氏は、個人の立場で、鳥及び新型インフルエンザ直近情報というホームページを開設している。
・H5N1型という“敵”に日本が採るべき策
―国立感染症研究所 研究員: 岡田 晴恵氏―
岡田氏は、H5N1型という“敵”の恐ろしさを実感するとともに、人間が採るべき対策を模索し続けている。今、日本で、まず採るべき対策は、一刻も早く、計画的なプレパンデミックワクチンの備蓄に着手することだ、というのが同氏の主張だ。
・新型インフルエンザの“リアル”を語ろう
―WHO インフルエンザ協力センター長: 田代 眞人氏―
田代氏は、新型インフルエンザが、全身感染を起こす、これまでにない高い病原性を示すものになるであろうと指摘する。このままでは被害は第二次世界大戦以上になる可能性もある。
【書評】-------------------------------------------------------------------
今回取り上げる2冊の著者である岡田氏は、新型インフルエンザに関して、2006年以降に限っても、共著も含め7冊の著書を出版し、精力的に活動を続けている。その中でも今回取り上げるのは、異色の本である。
今回扱う2冊は、それぞれ日本と、米国・欧州におけるスペイン・インフルエンザの状況をまとめた本だ。
「H5N1型ウイルス襲来」と「新型インフルエンザH5N1」はともに、国立感染病研究所の研究者である岡田氏らが、一般向けに鳥インフルエンザの実態を解説した本だ。
【ニュース】---------------------------------------------------------------
4月28日、秋田県は十和田湖で見つかった衰弱した白鳥1羽と死骸3羽から鳥インフルエンザ・ウイルスが発見されたと発表した。翌29日、環境省はウイルスが強毒型のH5N1型であったことを公表した。
この連載のバックナンバー
- 緊急提言 「新型インフルエンザ」感染地域が急速に拡大中 あなたと家族を守る「3つのポイント」+「1」 (2009/04/30)
- 3月リンク集:オフィスセキュリティ (2009/04/01)
- 2月リンク集:身近にある危機 (2009/03/01)
- 1月リンク集:米国と日本 (2009/01/30)
- 12月リンク集:歳末の防犯・防災 (2008/12/25)

