メタボは居残り――「特定健診・保健指導」始まる

保健指導は最大6カ月間

 保健指導は、「情報提供」「動機づけ支援」「積極的支援」の3種類。

 受診者全員に行われる「情報提供」は生活習慣病の発症リスクのもっとも低い人向けで、年1回健診後に行われる。

 一番リスクの高い人に対して行われるのは「積極的支援」。それぞれのレベルによって、食事や運動など指導内容は異なる。「情報提供」レベルでは、体型を現状維持すればいいが、それ以上のレベルでは、男性なら腹囲85㎝未満、BMI25以下を目標にしなければならないのだから、当然といえば当然である。

 しかし、健康が目的なのだから、無理なダイエットを行いなさいということではない。具体的な指導内容については、各市町村や組合健康保険によって異なってくるが、基本的な指導内容は下記の通り。「積極的支援」は、最大6カ月間、みっちりと支援を受けることになる。

情報提供

目的対象者が健診結果から自らの身体状況を認識するとともに、生活習慣を見直すきっかけとする
対象者健診受診者全員
支援頻度年1回、健診結果と同時に実施
内容「健診結果」「生活習慣」「社会資源」の情報を提供

動機づけ支援

目的対象者への個別支援またはグループ支援により、対象者が自らの生活習慣を振り返り、行動目標を立てることができるとともに、保健指導終了後、対象者がすぐに実践(行動)に移り、その生活が継続できることをめざす
対象者健診結果・質問票から、生活習慣の改善が必要と判断された者で、生活習慣を変えるに当たって、意思決定の支援が必要な者
支援頻度原則1回の支援
内容面接による支援→6カ月後の評価

※ 面接による支援:「1人20分以上の個別支援」または「1グループ80分以上のグループ支援」
※ 6カ月後の評価:通信などを利用して行う

積極的支援

目的「動機付け支援」に加えて、定期的・継続的な支援により、対象者が自らの生活習慣を振り返り、行動目標を設定し、目標達成に向けた実践(行動)に取り組みながら、支援プログラムを終了後には、その生活が継続できることをめざす
対象者健診結果・質問票から、生活習慣の改善が必要な者で、そのために専門職による継続的できめ細やかな支援が必要な者
支援頻度3カ月以上継続的に支援する
内容初回時の面接による支援→3カ月以上の継続的な支援→6カ月後の評価

※ 初回時の面接による支援:「1人20分以上の個別支援」または「1グループ80分以上のグループ支援」
※ 3カ月以上の継続的な支援:ポイント制を導入し、支援Aで160ポイント以上、支援Bで20ポイント以上の合計180ポイント以上の支援。支援方法は「個別支援」「グループ支援」「電話支援」または「e-mail支援」
※ 6カ月後の評価:通信などを利用して行う

支援A(積極的関与タイプ)

  ・取り組んでいる実践と結果についての評価と再アセスメント、必要時、生活習慣の振り返りを行い、行動計画の実施状況の確認に基づき、必要な支援を行う。
  ・栄養・運動等の生活習慣の改善に必要な実践的な指導をする。
  ・行動目標・計画の設定を行う。(中間評価)

支援B(励ましタイプ)

  ・行動計画の実施状況の確認と確立された行動を維持するたけに賞賛や励ましを行う。

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