いよいよ4月から高齢者医療確保法に基づく新しい健康診断制度「特定健診・保健指導」、いわゆる「メタボ健診」が始まる。
対象は40〜75歳(妊婦などを除く)。健診でスクリーニングされたメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の該当者・予備軍に、保健指導を行う制度だ。
健診や指導はどのように進められるのか、「もしかしたらメタボかも」という人もそうでない人も、開始直前の予習をしておきたい。
文/医療ライター 伊藤左知子
2008年3月27日
そもそも「特定健診・保健指導」は何のために行われるのだろうか? 厚生労働省保険局が2004年度に公表した報告によれば、生活習慣病にかかる医療費は10.2兆円。これは国民医療費31.5兆円の32.4%にあたる。
このうち高血圧性疾患は2.8兆円、糖尿病は1.9兆円となっているが、2005年度の厚労省の患者調査によれば、高血圧性疾患は約781万人で、2002年度の調査に比べ、11.7%も増加している。
糖尿病患者数も約247万人で、前回に比べて8.0%の増加だ。この割合で高血圧性疾患や糖尿病の患者数が増え続ければ、当然ながら国民健康保険の維持が、今以上に危ぶまれることは言うまでもない。
そこで、増え続ける糖尿病などの生活習慣病の有病者・予備群を減らすために生まれたのが、今回の「特定健診・保健指導」というわけだ。生活習慣病発症のリスクが高いメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の該当者および予備群を抽出して、リスクに応じた保健指導を行う。
2015年度までに生活習慣病の有病者・予備群を25%減少させることが、厚労省が掲げる目標である。
(参考:厚生労働省2004年度)
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