操作性が格段に向上
カメラのデータを記録するネットワークレコーダーについても簡単に紹介したい。三つの特徴がある。まず、ネットワーク一体型で記録ができ、フロントパネルに従来のハードディスクレコーダーなどと同じようなスイッチが配置され、フロントで基本操作が可能になっている。次に、パソコンが要らず、アナログの映像も直接に取り込めるハイブリッド型である。3番目は、このネットワークレコーダーで稼動するソフトは海外のマイルストーン社と提携して開発している。
日本ビクターのネットワークのコンセプトは「オープンプラットフォーム」だ。これは、内外の優れた技術やメーカーと提携してトータルシステムを構築していくという発想に基づいている。
顧客のニーズは多様で、パソコン不要のNVR(ネットワークビデオレコーダー)を評価する顧客はもちろん多いが、それだけでなく、金融機関のようにサーバーのほうがよいとする顧客もある。こうしたものを統合して全体のシステムを考えていきたい。
その際に有効なことの一つに、NVR上で動いているソフトとパソコン上で動いているソフトは同じということがある。従って、片方で操作性を覚えて貰えれば、もう一方はハードウェアを意識せずに、全く同じユーザーインタフェースで使ってもらえる。こうしたソリューションの提供は、日本ビクターの特徴だと考えている。
NAS(Network Attached Storage:ネットワーク上のストレージ)にNVRから定期的にデータをバックアップしていくのも有効だ。これによって大量のデータをNASに蓄積していこうという考えだ。さらに先に述べた入退室管理やPOSなどとの連携も考えていく。日本ビクターはネットワークカメラに「VANCS(Victor Advanced Network Control System=バンクス)」という名称を付けた。今後、このVANCSを前面に押出してネットワークカメラを推進していきたい。
この連載のバックナンバー
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