脳を鍛える生活習慣
最後に、年をとっても脳を元気に活性化させるには、どのような生活習慣を心がければいいのか、米山氏に教えてもらった。
脳を鍛える4カ条
(1)知的生活を心がける
「脳を活性化させて、それを維持するためには、日々の生活の中で脳に刺激を与えることが大事です」と米山氏はいう。毎日、新聞を読む、本を読むなど、新しい情報を入れるだけでも脳は活性化する。「あとは人に会って話をするのもいいですね。できれば初めて会う人と話すのは、脳にとても刺激になります」。
(2)創造性を持つこと
脳に刺激を与えることは、情報を入れるだけでなく、自分で何かを表現することも効果的だと米山氏は話す。例えば、ブログを発信する、絵を描いて展覧会に出品あるいは個展を開くなど、単なる趣味にとどまらず、意欲的に行うことが脳の活性化にもつながるという。ハリのある生活は、脳のためだけでなく、心のためにもよさそうである。
(3)生活習慣病の予防
体が健康でなければ、脳の活性かもなにもありません。まずは健康を保つこと。血圧、コレステロール、糖尿病といった生活習慣病を予防することが第一ですね。煙草を吸わないとか、カロリーを考えるとか。体のためにいいことは脳にとってもいいことです。
『脳が若返る歩く習慣』米山公啓著(中経出版)
(4)ウォーキングなどの適度な運動
適度な運動は、生活習慣病の予防につながるので、健康維持のために若いうちから心がけたい。その中でも米山氏は歩く、ウォーキングを提唱している。「脳のためにも、健康のためにも、もっとも効果的なのはウォーキング。できれば速歩を1日30分がおすすめです」と米山氏。最近、歩く効能を1冊にまとめたばかりだ。
脳を鍛える生活を心がけて、充実した毎日を過ごしながら、年齢を重ねたいものである。
米山公啓
よねやま きみひろ 1952年山梨県生まれ。医学博士・作家。専門は神経内科。聖マリアンナ医科大学第2内科助教授を98年に退職。診療を続けながら医療エッセイ、医学実用書などの著作活動や講演活動を幅広く行っている。著作は『脳が若返る30の方法』『脳が若返るメモする習慣』『大人の1分間脳トレ』(以上、中経出版)、『騙される脳』(扶桑社)他、180冊以上。CD4枚組み『脳がいきいきクラシック』『脳がいきいき抒情歌』(エイベックス)。
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