身近にある詐欺! オークション詐欺から身を守る ネットオークションは、それまで一般の人がめったに経験しなかった「オークション」というものを広く一般に知らしめた。今では不要なものをオークションで処分し、欲しいものをオークションで購入する、という人もそれほど珍しくないだろう。ただし、ネットオークションにはネットならではの危険も存在する。それがオークション詐欺だ。現物が見られるのは一般的には支払い完了後になるため、「支払いはしたのに商品が届かなかった」とか「落札したのになかなか出品者と連絡がつかない」というケースもあるようだ。そこで今回は、そんなオークション詐欺から身を守る方法を考えたいと思う。ここでは代表的なネットオークションである「Yahoo!JAPANオークション」について解説していく。

平雅彦(WINDY Co.)
2007年11月26日

信頼できそうな出品者を選ぶ

 オークションを見ていたら、欲しいものを見つけたとする。そんな場合はまず入札するわけだが、出品者が信頼できるかどうかが心配、という人も多いようだ。そんな場合に役に立つのが出品者の評価だ。「評価」とは、これまでの取り引きでその出品者が落札者からどう評価されたかが記録されているもの。評価は「非常に良い」「良い」「悪い」「非常に悪い」の4段階に分かれている。評価そのものは数字で表され、「非常に良い」や「良い」と評価されると加算され、「悪い」や「非常に悪い」と評価されると減らされる。評価の数が多ければ多いほどその人はたくさんの売買をこなしているということになるので、そこを信頼度の判断基準にするのもいいだろう。逆に評価が少なかったり新規の場合は判断基準がないことになり、そういった出品者の商品に入札するということはリスクが高いことになる。

赤枠で囲まれた部分が評価の数だ。ここをクリックすると詳細が見られる。

この出品者の場合、383件の良い評価と、3件の悪い評価の結果、「380」という評価になっている。この程度であれば信頼してもいいだろう。

 この評価数をクリックすると、過去に取り引きした落札者や、その出品者が商品を落札したときのコメントなどが見られるようになっている。入札する前に必ずこうしたコメントを見ておくといいだろう。なお、悪い評価が入っていても、コメントを読むと必ずしも出品者が悪いわけではない場合もあるようだ。悪い評価はないにこしたことはないが、コメントの内容などを読んでみるとその出品者の人柄がなんとなくわかることもあるので、参考にするといいだろう。

評価の内容はこのようにコメント付きで記録されている。悪い評価にどのようなコメントが付いているかを見れば状況はなんとなく想像できるだろう。

 また、商品に疑問があるならば、入札前に「出品者への質問」から質問すればいい。もし回答が不誠実なものであったり、回答そのものがないようであれば、そういった出品には入札しないほうが安全だ。

 商品が落札できたら、出品者からの連絡を待って支払いをすることになる。本当は品物を受け取った後に支払いをできるといいのだが、そういったオークションはあまりないのが現状のようだ。出品者から見れば、商品だけ受け取って逃げられたら困る、ということもある。商品を受け取ってから料金を支払いできる「受け取り後決済サービス」がYahoo!オークションのシステムとしては用意されているのだが、このサービスを利用するためには出品者が許可する必要がある。こうしたサービスが許可されていれば使うのに越したことはないが、現状では残念ながらほとんど利用されていない。

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