すわ地震、そのとき家づくりのプロたちは(第4回)

3年たってもまだ
修復に追われる日々

大久保勲さん
(見附市在住)

大久保工務店社長。1942年生まれ。大工の父のもとで実務を覚え、30代までは現場で腕をふるう。72年に会社化し、80年に社長を継ぐ。見附建築組合の組合長も務める。

 先代から70年近く、ここ見附市で建築に携わっています。今回はさほどの被害はありませんでしたが、1964年の新潟地震も経験しましたし、3年前の中越地震では地域一帯が被災しています。

 今回の地震のあと、真っ先にお客さんに電話して無事を確認しました。中越地震のときに手当てした建物が傷んでいたら、無償で直すつもりでした。みなさん無事で本当によかったです。

 こちらでは、中越地震の修復がまだ終わっていません。市の要請で30軒以上の補修に回り、ここ3年、昼間は現場、夜は見積もりと積算といった具合で、夜12時までに床につけた日はありません。

 3年前の地震から、合板での壁補強を強く意識するようになりましたね。壁倍率2.5ですむところでも、バランスを考えながら4.5にしたり。コストはかかりますけど、内装材や設備の仕入れなどで吸収して。あとで壊れたときのことを考えたら安いもんだ。

 ボードは全部ビス留め。釘だと震動で浮いてきてクロスを傷める。下穴開け、ドライバーと二度手間だけど、安心には代えられない。

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