すわ地震、そのとき家づくりのプロたちは(第2回)

ベタ基礎でも建物は動き
配管が全部切れた

今井彰さん
(柏崎市在住)

ホーメックス設計・積算課課長。1964年生まれ。建築専門学校卒業後、長岡市の設計事務所勤務を経て、2000年にホーメックスに入社。一級建築士。

 地震のときは自宅の2階でした。まず突き上げられて、そのあと大きくゆっくり横に揺れて。  タンスなんかもほとんど、ぶっ倒れちゃいました。こんな大きい家具が、食器がいっぱい入っている棚ですよ、それがゆらゆら動くんですからね。その瞬間、思わず手が出ちゃう。押さえようとして。

 本当は危ない行為だったんでしょうけどね。そのときは、まさかこんなにすごい地震だとはわからないから。

 揺れる方向がありましてね。同じ家の中でも、大きく動いた家具と、揺れの影響をあまり受けなかった家具とがありましたね。

 うちは築12~13年の軸組み構法でして、敷地の地盤改良はしていません。ベタ基礎でしたが建物は動いて、配管が全部分断されました。

 建物と配管はつながっているんだけど、敷地内の配管同士のジョイント部分でプッツンプッツン切れてしまう。下水、給水、ガス、全部だめでした。

 私は会社では設計をしています。今後、建て主の恐怖感を落ち着かせるには、耐震だけではなく、ローコストの免震も必要でしょうね。

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日経ホームビルダー(2005年10月号)より

上記の記事「すわ地震、そのとき家づくりのプロたちは」は、『日経ホームビルダー』2007年10月号の調査記事「創刊100号記念 読者連続インタビュー 中越沖地震の被災地で/何を考え、どう動き、そして得たものは」から掲載したものです。
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