蚊はどこから入ってくるのか?(前編)
蚊が気になる季節がやってきた。網戸を閉めているのに蚊が入ってくると悩む住まい手の家に、検証隊が突撃。専門家に蚊を持ってきてもらい、蚊の侵入経路を検証した。

GENBA検証隊(日経ホームビルダー)
2007年6月27日


「蚊の専門家」登場
室内と外を点検する

 「網戸を閉めていても、室内に蚊が入って来るんです」。5月のある日、検証隊は東京都三鷹市に住むOさんから、蚊の侵入被害についての相談を受けた。O邸の2階のリビングにある大きな掃き出し窓には、網の部分がプリーツ状に折りたたまれてサッシの端部に格納されるアコーディオン網戸が設置されているらしい。Oさんは、「蚊の侵入はこの網戸に原因があるのでは」という。近年、サッシのデザインが多様化したことに伴い、アコーディオンやロール式など、ネットが格納できる網戸が増えてきた。Oさんも全開口できるサッシを希望し、それに合わせてアコーディオン網戸を取り付けたという。しかし、これらはネットを格納する機構上、どうしても枠にネットをしっかり固定しづらい。

 また、住宅の高気密化が進み、住まい手の感覚が虫一匹入ってくることも気になるように変化してきている。現にホームセンターなどでは、網目の細かさを競うように、網戸のネットが売られている。

 そこで、O邸の蚊の侵入原因を調べるべく、現場へ向かうことにした。

 ひとつ問題があった。現地に行っても、肝心の蚊がいるとは限らないことだ。「ここは、専門家の協力を仰ぐほかないな」と隊員のひとりが提案した。

 隊員が見つけ出したのは、医学博士で蚊の駆除などを手がける害虫防除技術研究所の白井良和さんだ。ボウフラをふ化させているので、蚊を持って来られるという。

あなたのご意見をコメントやトラックバックでお寄せください

SAFETY JAPAN メール

日経BP社の書籍購入や雑誌の定期購読は、便利な日経BP書店で。オンラインで24時間承っています。