【本当にあった怖い話】信頼は一瞬にして崩れる(第3回)
個人ブログでコミケ客を侮辱し炎上

2005年8月、同人誌即売会「コミックマーケット」に出店していたホットドッグ店「ネイサンズ」のアルバイト女性が、自身のブログに会場内の光景写真とともに「大量オタ(オタク)。恐い!きもい(気持ち悪い)!」といったコメントを書き込んでしまった。当然のごとく、これが公表された直後から「顧客を侮辱するとは何事だ」といった批判がネット上で沸き起こったのである。
この例は、社長や社員ではなく、アルバイトの女性が個人のブログで書いたもの。しかも雇用したのはフランチャイズ企業だった。しかし、彼女に対する批判の矛先は、ネイサンズにも向けられた。無視できない騒ぎだと判断したのであろう、炎上が起きた2日後にネイサンズは同社ホームページに公式見解を出した。
「人種のるつぼ、ニューヨークから来た当社の企業コンプライアンスとは正反対の内容だった。フランチャイズ企業が独自に雇用したアルバイトの引き起こした事態とはいえ『信頼』を取り戻すべく努力する」
こうした素早い対応によって、事態は急速に沈静に向かったようだ。
■知らないところで社員が放言
ブログは個人的な日記。この例では、技術者が会社の機密事項をばらしてしまっている上に、顧客の悪口まで書かれている
ネットでの発言は慎重に
経営トップがネットで発言する場合、例え個人的なブログであっても記者会見や講演などと同じく、細心の注意を払うことが重要だ。広報担当者など第三者による文面のチェックも必要になってくる。社員に対しても、ブログを書く際のガイドラインを設け、徹底させるべきだろう。その必要性を、多くの事例が教えてくれる。
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