子どもを見守るシステム、続々登場
実績あるシステムもICタグのサービスを提供
数あるセキュリティシステムのなかでも、すでに多くの運用実績を挙げているのがセコムの「ココセコム」だ。GPS(全地球測位システム)と携帯電話基地局を利用した高度な位置検索機能を核にしたシステムで、例えば専用端末を持った子どもの帰りが遅い場合に居場所を検索したり、セコムに要請して緊急対処員を手配するといった使い方ができる。また端末からの緊急通報があれば、セコムから家族に連絡が入るのと同時に、状況によっては緊急対処員が現場急行することも可能。これがユーザーの安心感につながっているようだ。


セコム本社
営業開発部
主任 竹内邦広氏
「セキュリティ会社として長年蓄積したノウハウを元に、何かあれば迅速に対応できるのが強みです。個人でご加入されるほかに、学校や塾単位での導入もあります。また『セコム・スクールセキュリティ』というサービスでは、無線ICタグ付きのココセコム専用端末も用意しました。学校の門や塾の玄関などに設置した専用アンテナに同端末をかざせば、登下校情報を保護者にメールで通知することもできます」(セコム本社 営業開発部 主任 竹内邦広氏)。通学途上にいるときは位置情報が確認できるという安心感、それに加え、校内の在否を確実に知ることができるので、保護者にとってはさらに安心できるシステムになっている。

今回取材にご協力いただいた企業のほぼすべての担当者が「こういったシステムが必要ない世の中になればいいのですが‥‥」と語っていた。それはすべての大人の願いでもあるのだが、セキュリティシステムの必要性はますます高まっているのが現状だ。より安全性の高いシステムの開発に期待するとともに、すべての大人が地域の構成員として子どもを見守るべき立場にあることを再認識すべきだろう。
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