子どもを見守るシステム、続々登場
通学途中も見守るシステム、部外者をチェックするシステム
学校へ向かう道中の安全・安心に着目したシステムもある。主に社会インフラ整備を手掛ける東芝プラントシステムが提案しているサービスだ。
そのサービスのベースになっているのは、2006年1月10日から関西の私鉄や地下鉄で始まった「あんしんグーパス」というサービス。鉄道を利用して通学する小学生や中学生が事前に登録した駅の改札機を通過すると、保護者の携帯電話に通過情報をメールで連絡するサービスである。利用する子どもはキッズカードまたはジュニアカード(決済サービス「PiTaPa」の機能を持った非接触型ICカード)を持って改札機を通ればよい。

東芝プラントシステム
情報・制御システム事業部
企画管理グループ 営業推進担当
参事 浅井孝泰氏
現在サービスを利用できるのは関西の私鉄や地下鉄のうち7路線(一部ケーブル線などを除く)となっているが、順次拡大していく予定である。このサービスは個人で申し込めるが、東芝プラントシステムでは学校側と連携したサービスも検討している。駅改札の通過情報と、学校での登下校の情報を学校側のサーバーで管理することで、児童すべての通過情報を把握できるのがメリットであり、2006年4月に開校予定の立命館小学校(京都府北区)で導入が決まっている。
「学校や塾の出入り情報を発信するシステムはすでに数多く出ていますが『あんしんグーパス』は通学途中の子どもの位置情報が把握でき、保護者により安心してもらえるシステムだと思います。今後は、PiTaPa対応カードが利用できる路線以外でも利用できるよう検討し、電車通学が主体となる私立小学校を中心に、学校での導入を促進していきたいと考えています。子どもだけではなく、保護者や教職員がICカードを持つことで、部外者のチェックもできるため、よりセキュリティの高い学校を目指すことができると思います」(東芝プラントシステム 情報・制御システム事業部 企画管理グループ 営業推進担当 参事 浅井孝泰氏)。

学校への不審者侵入防止に対しては九州テンも注目している。九州テンが提案する基本的な仕組みは、無線ICタグを持った子どもが登下校で校門を通過する際に保護者にメールで通知するというもので、校内であれば子どもの大まかな居場所も特定できるのが特徴だが、これに監視カメラを加えたセキュリティシステムを現在開発中だ。

九州テン
マーケティング推進室
真島祐二氏
「校門などの侵入路に監視カメラを設置し、無線ICタグを持たない人物が通過するとアラートを鳴らして記録を残すようにします。今後、画像処理技術が向上すれば、校門で顔認証を行うといったことも可能でしょう」(九州テン マーケティング推進室 真島祐二氏)。
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