Sony BMGコピー防止機能付き音楽CDが招いた大問題

rootkitのインストールによって
セキュリティホールが出来る

 具体的な挙動はこうだ。

 まず、買ってきたSony BMGのCCCDをパソコンのドライブに挿入すると、まず専用のプレーヤーソフトのインストール画面が現れる。インストール画面の最初には、エンドユーザー向けのライセンス合意書が表示され、これに同意すると、XCP技術に基づいた専用プレーヤーソフトがインストールされる。インストールが完了すると、rootkitがインストールされ、OS(Windows)が書き換えられてしまうのだ。

 前述したように、rootkitとは外部からコンピュータに再度侵入しやすくするためのバックドアを作るものだ。つまり、XCPの専用プレーヤーソフト(これがすなわちrootkitである)がパソコンにインストールされることで、パソコンに外部から侵入できるセキュリティホールが空けられてしまうという結果をもたらしたのである。

 この指摘を受け、Sony BMGは11月2日、問題のコンポーネントを削除するアップデートプログラムをリリースした。しかし、この2日後、またもRussinovich氏のブログで、「このアップデートプログラムをインストールすると、最悪の場合、パソコンがクラッシュする可能性がある」と指摘された。

XCPのCCCDをパソコンのCD-ROMドライブなどに挿入すると、長文のライセンス合意書(EULA)が記載されたインストール画面が立ち上がる。ここで「Agree」(合意)にチェックを入れ、インストールを行ってしまうと、rootkitがパソコンにインストールされOS(Windows)が書き換えられてしまう。

 問題はこれだけにとどまらなかった。

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