スパイウエアを捕まえろ!
もし、あなたのパソコンにこっそりと知らないプログラムが入り込み、迷惑な広告を次々に表示したり、個人情報を第三者に送ったりしたら…。そんな「スパイウエア」の存在が最近、クローズアップされている。
スパイウエアとは本来、ユーザーの個人情報やキー入力の履歴などを収集して第三者に送るプログラムのこと。しかし最近では、デスクトップに広告を表示する「アドウエア」やブラウザー画面を乗っ取っる「ブラウザーハイジャッカー」など、ユーザーにとって迷惑だったり、不正なプログラムを総称することが多い。
詳細はPart2以降で詳しく解説するが、今、その広義のスパイウエアがユーザーを悩ませている。シマンテックによれば、同社への検出・被害報告のうち「20%がスパイウエア、アドウエア」だという。
パソコン不調の原因にも
スパイウエアは、基本的にパソコンの中でひそかに活動する。ただ、広義のスパイウエアでは、明らかにそれと分かる「症状」が出ることもある。

いつの間にかブラウザー画面の上側がツールバーで占拠されていたり、ブラウザー起動時に開くホームページがアダルトサイトに変わっていることもある

ファイアウオールソフトを入れておくと、知らない間に行われる外部への通信に対して警告が出ることがある(図はNorton Personal Firewallの機能)

警告が出たので、パソコンでどんなプログラムが稼働しているか調べてみる。Windows 2000/XPでは[Ctrl]と[Alt]と[Delete]の3つのキーを押して、現れた画面で「タスクマネージャ」をクリック。「プロセス」タブを開くと、稼働中のプログラムが表示される
例えばブラウザー画面がツールバーでいっぱいになったり、ブラウザーで最初に表示されるホームページがアダルトサイトになるなど。パソコンの起動直後に次々と広告画面が現れたり、デスクトップ画面右下のタスクトレイに見覚えのないアイコンができることもある。
また、スパイウエアは市販ソフトのようにしっかりと動作検証されているわけではない。スパイウエアの侵入によってエラーが頻発するようになったり、パソコンの動作が極端に遅くなることがある。
こうした自覚症状がある人は思い出してみてほしい。アダルトサイトや出会い系サイト、怪しいフリーソフトのダウンロードサイトや掲示板のリンクを不用意にクリックした覚えはないだろうか。アダルトサイトなどでは、「続きの画像を見るのに必要」「サイトのサービスを利用するのに必要」といった具合にソフトのインストールを促すものが多い。こうしてインストールされるプログラムが、実はスパイウエアだったりするのだ。
以下のようなサイトに行った覚えはありませんか。

この連載のバックナンバー
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